1 そばの打ち方
|
「とどろきや」の解説プリント | 私からのコメント |
---|
(1) | そば粉1.5kgに熱湯600ccをそそぐ。よくかき混ぜる。(そば粉500gに熱湯200cc) | つなぎに小麦粉を2〜3割入れるとそばがよくつながります。 |
(2) | まんべんなく,かき混ぜたら,山型にして新聞紙で覆う。新聞紙を押さえる。必ず新聞紙を使うこと。 | まんべんなくかき混ぜることを忘れるとだめ。 |
(3) | 熱湯が粉全体に行き渡るように,8〜10分休ませる(ねかせる)。 | あまりあせらずにやりましょう。 |
(4) | 新聞紙を取り除き,山型を崩し中心に凹みを作る。凹みに水(清水。天然水)を240cc注ぐ。水の入った中心だけを,よくかき混ぜる。
注:このとき全体に水を振っては駄目。水はそば粉500gに80ccが基本。但し,粉の状態,気候季節により変わる。 |
(5) | どろどろになったら,中心部分を粉全体に行き渡らせるように,捏ね上げる。 | 水分が少ないように感じますが,捏ねていくと不思議と一つにまとまります。 |
(6) | 捏ねあがったら,ビニールでくるんで,20分位休ませる。
注:ここでは必ずビニールを使用する。休ませなくてもいい。急ぎの時は。 | くれぐれもうどんのように一晩とか長く休ませないこと。小麦粉をつなぎに使った場合,延ばすとき切れるし,茹でていても切れる。 |
(7) | 休ませた後,ビニールを取り,約400gの塊に分ける。正確に。そのうちの一つをのし始める。他の塊は先のビニールでくるんでおく。乾かないように。 | 別に正確にしなくてもいいと思うのだが,大きな塊だと,延ばしにくい。 |
(8) | のす(延ばす)作業は,実際にやって,お見せして,皆さんもやってみて覚えてください。 | 丸く延ばすのは案外難しい。長方形のほうがいいと思うのだが。 |
(9) | お月さまのように延ばしたら,新聞紙の上に置き,次の塊を延ばす。繰り返す。
季節によって,粉を振り,重ねてもよし,隣に広げてもよし。 | 隣に広げるほうがいいみたい。 |
(10) | 延ばし終わったら,少し休ませる。くっつかせないため。急ぎの時は振り粉をいっぱいすれば,直に切り始めることが可能。
| 切るときは,刃渡りの長い平らな包丁でやりましょう。当て木を使うと上手く切れます。 |
2 茹で方 |
(1) | 大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かす。 | できるだけ大きな鍋でやりましょう。 |
(2) | 沸騰したら,そばをパラパラと入れる。(せいぜい2人前まで) | 多く入れるとそばが動かない。結果切れてしまう。 |
(3) | お湯の中のそばがくっつかないように,ハシで静かにほぐしてやる。ガスは強火あとはお湯の対流に任せる。 | 無理に動かそうとすると切れる。一度沸騰すると泡が自然と静まり,麺がお湯の対流にあわせて自然と回転します。 |
(4) | いったん沈静化したお湯が再び沸騰し,泡がこぼれそうになったら,火を中火にし一回深呼吸した後,火を止める。 | このとおりやると確実です。 |
(5) | 素早くかけ流しの水で,そばをもみ洗いする。洗い桶の水を2,3回捨てながら,もみ洗いをして,そばのヌルヌルを取る。 | ヌルヌルが消えるまで流水でやさしくもむことが大切。 |
(6) | ザルの水を切り,器に盛りつければ出来上がり。 |
注意:コシのある,おいしいそばにするには絶対に2度沸騰させないのがコツです。
|