そば・うどんの打ち方

正直言って,そばは上手く打てない。15年程前に年越しそばを作ったが,ぷつぷつ切れた。今もぷつぷつ切れる。よく考えると,包丁が文化包丁,鍋が小さいからだろう。だからそばやうどんを打つときはできるだけ刃渡りの長い,しかも菜っ切り包丁のような刃の平らな包丁と大きな鍋を使うことを薦めます。 ちなみにそば粉の仕入先はギターの部で紹介している坂井製麺。1kg500円弱。普通の店の1/3の値段ですね。職場の事務さんが福島の本場(と言っていた?)で買ったのは1kg1,500円だそうだ,高いね。)

(追記:そばがぷつぷつ切れるのは,そば粉と水が均等に混ざっていないからだと教えてもらいました。平成20年7月4日記す)


そば

そばは難しいので福島の会津そば「とどろきや」の製法を転記しました。

1 そばの打ち方
「とどろきや」の解説プリント私からのコメント
(1)そば粉1.5kgに熱湯600ccをそそぐ。よくかき混ぜる。(そば粉500gに熱湯200cc)つなぎに小麦粉を2〜3割入れるとそばがよくつながります。
(2)まんべんなく,かき混ぜたら,山型にして新聞紙で覆う。新聞紙を押さえる。必ず新聞紙を使うこと。まんべんなくかき混ぜることを忘れるとだめ。
(3)熱湯が粉全体に行き渡るように,8〜10分休ませる(ねかせる)。あまりあせらずにやりましょう。
(4)新聞紙を取り除き,山型を崩し中心に凹みを作る。凹みに水(清水。天然水)を240cc注ぐ。水の入った中心だけを,よくかき混ぜる。
:このとき全体に水を振っては駄目。水はそば粉500gに80ccが基本。但し,粉の状態,気候季節により変わる。
(5)どろどろになったら,中心部分を粉全体に行き渡らせるように,捏ね上げる。水分が少ないように感じますが,捏ねていくと不思議と一つにまとまります。
(6)捏ねあがったら,ビニールでくるんで,20分位休ませる。 注:ここでは必ずビニールを使用する。休ませなくてもいい。急ぎの時は。くれぐれもうどんのように一晩とか長く休ませないこと。小麦粉をつなぎに使った場合,延ばすとき切れるし,茹でていても切れる。
(7)休ませた後,ビニールを取り,約400gの塊に分ける。正確に。そのうちの一つをのし始める。他の塊は先のビニールでくるんでおく。乾かないように。別に正確にしなくてもいいと思うのだが,大きな塊だと,延ばしにくい。
(8)のす(延ばす)作業は,実際にやって,お見せして,皆さんもやってみて覚えてください。丸く延ばすのは案外難しい。長方形のほうがいいと思うのだが。
(9)お月さまのように延ばしたら,新聞紙の上に置き,次の塊を延ばす。繰り返す。  季節によって,粉を振り,重ねてもよし,隣に広げてもよし。隣に広げるほうがいいみたい。
(10)延ばし終わったら,少し休ませる。くっつかせないため。急ぎの時は振り粉をいっぱいすれば,直に切り始めることが可能。 切るときは,刃渡りの長い平らな包丁でやりましょう。当て木を使うと上手く切れます。
2 茹で方
(1)大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かす。できるだけ大きな鍋でやりましょう。
(2)沸騰したら,そばをパラパラと入れる。(せいぜい2人前まで)多く入れるとそばが動かない。結果切れてしまう
(3)お湯の中のそばがくっつかないように,ハシで静かにほぐしてやる。ガスは強火あとはお湯の対流に任せる。無理に動かそうとすると切れる。一度沸騰すると泡が自然と静まり,麺がお湯の対流にあわせて自然と回転します。
(4) いったん沈静化したお湯が再び沸騰し,泡がこぼれそうになったら,火を中火にし一回深呼吸した後,火を止める。このとおりやると確実です。
(5)素早くかけ流しの水で,そばをもみ洗いする。洗い桶の水を2,3回捨てながら,もみ洗いをして,そばのヌルヌルを取る。ヌルヌルが消えるまで流水でやさしくもむことが大切。
(6)ザルの水を切り,器に盛りつければ出来上がり。
注意:コシのある,おいしいそばにするには絶対に2度沸騰させないのがコツです。

うどんはこちらへ